数学教授からのすすめ

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香川大学教育学部
深石 博夫 教授

デルブロを巡って--深石教授に聞く

2004年9月16日香川大学に深石博夫教授を訪問し、デルブロの教育効果について、インタービューをしました。

--先生がこのデルブロのことをお知りになったきっかけは?

(深石)3年前の3月に福崎先生より研究室に電話があって、「自分でブロックの教材を作ったので、見てほしい」と言われ、4月17日に数学教育の長谷川順一教授と一緒にお会いしました。

--それ以前にデルブロのことをご存じでしたか。

(深石)いえ、まったく知りませんでした。

--どういうところに興味を持たれたのですか。

(深石)福崎先生がご自身のアイデアをもとに、新方式のブロック教材を苦労して設計し、自費で制作されたことを伺いました。小さな三角錐をつなぎ合わせて立体をつくることはだれでも考えつきそうなものですが、各面を三角形に分けて、その内心の位置に突起と穴を交互につけて面どうしをしっかりと密着させる方式がすばらしい。”三角形の内心”という幾何学の性質を使うところも、数学の先生らしいと思いました。

もともと平面を埋め尽くす立体図形に興味があったそうです。きれいな形を結合して空間を埋め尽くすことができるのは、立方体と菱形12面体しかない。それを確かめたい、という動機から、自分で立体模型をつくることを思いつかれたようです。

--先生は実物を見てどう思われましたか。

(深石)広く流布しているレゴやブロックに似ているが、まったく同じ形のピースで色が違うだけという単純なものであるのに、凸部を凹部にはめ込むことによりどの面でも結合できるところがおもしろい。子どもでも、大人でも、年齢に関わりなく、扱う人の感性に応じて好きな形ができる。それでいて、納得できるものをつくりたいという創作意欲を刺激される。空間認識と美的な感覚の両方が必要になる。いわば形と色とを総合して、空間の中にオブジェをつくる教材としてふさわしい。

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